フランス人との日本での結婚について
フランス在住で、去る11月にフランス人の彼とPACS(連帯市民協約)を結びました。
学生としての身分でこれまで滞在してきたのですが、PACSを彼と結ぶことにしたため、フランス県庁に学生滞在許可書の更新が必要かどうか電話で問いあわせをしました。
するとPACSを結ぶのなら学生許可書の更新は必要なく、身分の変更(学生の身分から家族身分へ)の手続きをするよう言われました。
PACSを結び、後日、身分変更に県庁にいったのですが、私と彼の絆、私のフランスとの絆の深さの証明が足りない(彼とは3年半以上一緒に住んでおり、フランスの大学で政治学を4年半前から学んでいるのにもかかわらず)との理由で、身分変更の願いが却下され、一ヶ月以内にフランスから退去するよう命じられています。
最後の手段として、彼とフランスで結婚しようと思ったのですが、このような決断が出されたので、フランスの市役所で結婚も許されないということを、フランス内務省に働いている方から聞きました。
ただいま不服申\し立ての手続きをしているところですが、学生滞在許可書の更新をしなかったため(県庁の指示に私は従ったのですが)、不法滞在ということで、かなり難しいようです。
フランスでの結婚が無理ならば、彼と日本で結婚しようかと考えているのですが、そのあとフランスでその結婚が認められるのかがわかりません。
フランス人との結婚は比較的日本で簡単なのでしょうか。そして、日本で結婚できた場合、フランスでその結婚が認められるとお考えかどうかお教えください。
当協会員からの回答
回答者名:協会相談員 回答月:2007年2月
日本で先に行う場合は、外国人である彼はパスポートと「結婚要件具備証明書」(フランスではこれが発行されています)、日本人であるあなたは戸籍謄本が必要となります。
日本側で婚姻届が受理されると、次はフランス側にそのことを通知すべく、婚姻届の写しを外務省に送り「アポスティーユ(APOSTILLE:注釈)」をもらいます。
※これから結婚される方は、必ず外務省に確認してください。
それをフランス側(大使館)へ提出し結婚手続きは終了。
しばらくするとフランス大使館から「livret de famille(家族手帳)」等の書類が送られてきます。
これで完了です。
ただ、必ず外務省、大使館に確認もしてください。
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