目次
いま世界が我々に求めていること
設立趣旨書
今日、わが国のグローバル化が進むにつれ、国際結婚の成立件数も年々上昇の一途をたどっています。さらに、これからのより一層のグローバル化と日本国内の少子高齢化による労働力不足を補うための外国人労働者受け入れを念頭に置けば、さらに国際結婚の成立件数も増加していく事は明らかであります。
しかし、国内に於いては国際結婚の成立件数が増えると共に、悪質な国際結婚斡旋業者による国際結婚トラブルや、国際結婚後の夫婦間の問題、ビザ等の問題、また離婚に発展した際の親権問題など、国際結婚に関連した社会的問題も数多く発生しております。
また、国際結婚それ自体に対する差別も完全に無くなっているとは言えない現状であります。
これらを解決する為に、国際結婚に関する正しい知識と情報を集め、調査、研究し、広くその情報を公開する事で、社会教育の推進を図ると共に、国際結婚前後における相談、カウンセリングを行い夫婦が仲良く結婚生活を行う手助けを行う事で、地域社会の平和と日本の国際化の為に貢献していきます。また、国際結婚紹介・斡旋業者に対し、質とモラルの向上を図る為に、連絡、助言又は援助を行う事で国際結婚紹介・斡旋業者を介してのトラブルを防ぎ国際結婚の健全な発展に貢献する事もこの協会の目的であります。
国際結婚問題はこれからも増加していくと思われる中で、我々は非営利活動団体である事を多くの方々に明確に認識して頂き、その上で、情報や相談などのサービスを提供する事によって、社会全体に対してより良いサービスを提供することができるとの想いから、NPO法に基づく法人格を取得し、特定非営利活動法人国際結婚協会を設立致しました。
NPO法人格を取得し、「特定非営利活動法人国際結婚協会」となった現在は、国際結婚を考える人だけでなく、その周りの人々、地域全体が国際結婚に対して理解ある社会へとなるように、誰にでも公平に利用できる情報サービスと支援サービスを提供していき、国際結婚の健全な発展の為に尽力致します。